星読み・おてがみ~拝啓、フランス王妃マリー・アントワネット様~

星読み・おてがみ

 この記事は、私が提供しているプリンセス占星術®️鑑定「Fortune Signal」について、
鑑定を受けるか検討している方に、鑑定内容をイメージしやすいなにかが提示できたら…という思いで書いているものです。
※実際のFortune Signalの鑑定内容をそのまま反映しているわけではありません。あくまで、鑑定をベースにしたものだとご理解ください。

拝啓 マリー=アントワネット=ジョゼフ=ジャンヌ・ド・アプスブール=ロレーヌ様

1755年11月2日 19:23( UTC+1)
オーストリア大公国ホーフブルク宮殿
北緯48度12分 東経16度21分

 あなたが悲劇的な最期をむかえてから、もう数百年たちますが、あなたのことは多くの人が覚えています。そして、たくさんの人が、その人生に同情すると同時に、あなたに憧れているのです。
そんなあなたがどんな人だったのか…、“王妃”という肩書をとった“あなた自身”を、わたしは知りたいと思いました。

 あなたは規律正しく、”完璧さ”を求められる環境で育つ傾向があります。現代風にいうところの、衣食住が丁寧に整えられ、教育にも熱心な家庭、教育ママ的な雰囲気、といったところでしょうか。もしかしたら、親がそうした人物だった、という可能性もあります。

 あなた自身は、調和がとれた平和的な空気の流れる環境に身を置くことや、対人関係のストレスがないこと、美しい物に囲まれている空間などを好ましく感じ、愛着を覚えるはず。

生まれながらのプリンセスであるあなたは、自身の身分に、責任やプライドを感じるかもしれません。まわりの人が思う以上に、”王妃である自分”に対する評価は厳しかったのではないでしょうか。
そして、あなたを取り巻く環境は権威や社会的競争に満ちていたでしょう。どこかで”社会は怖いところである”と感じ、人と関わることに、トラウマのような拒否感を抱いていたのかもしれません。
ただし、本質を見極め、深く強くつながっていくことが、あなたの社会でめざすべき在り方。
あなたにはその力があるはずです。
恐れずに、人と正面から向き合ってみてほしいのです。

 もともと高貴な生まれのあなたですが、人柄は“高飛車な女王様”とは少し違うようです。
あなたは自身は情に厚く、数は少なくとも自分が選んだ仲間と、たしかな絆を結ぶことを大切にしたいと考えます。
気心知れた仲間たちと、なにか新しいことをワイワイやっていると楽しくすごせる人なのかもしれません。
一途で深い愛情を大切にし、本当に欲しい!と思ったものはあきらめない一面ももっています。
あなたは人との関わりをとおして、愛情や自身の魅せ方を学んでいく人でしょう。

 ただ、あなたの生きる世界、あなたにとっての職務(王族であること)は、これまでの仕組みを覆すような大変容に見舞われる可能性があります。それは、まだ見ぬ世界を目指していくような、高い志をかかげるような変容…。
 あなたの人生は、家庭や家族を愛し豊かな精神を育むことと、人に奉仕する職業に自身を捧げること、という一見すると相反するような2つの宿命を背負っています。
しかし、王妃であるあなたにとって、国家は家であり、国民は家族ともいえるのです。
あなたがもっともっと自信の持てる愛情を広い対象に向けることができていたら…
あなたが悲劇的な最期をむかえなければならなかったのは、悲しくも宿命だったようなきがしてならないのです。

敬具
プリンセス占星術師 Tanabe Satoko

 今回の手紙の内容は、プリンセス占星術で読みといた内容をもとに構成しています。
マリーアントワネットについて、その生涯において様々な情報がこのされていますが、今回の内容がそれらとどれほど整合性が取れているかは、皆さまのご判断にお任せいたします。
 星読みは“占い”ではなく、あくまでその人を知るためのツールの一つ。
当たっているか当たっていないかより、それをその方にどうお届けするか、受け取った方がどう活かしていくのか、そこに私たち占星術師は力を注ぎたいのです。

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