今日は星読みのお話しですが、まずは私の好きな本のご紹介から。
フランシス・ホジソン・バーネット作の「秘密の花園」です。
有名な作品なので、読んだことは無くてもタイトルだけは知っている、という人も多いのではないでしょうか。
内容:両親を亡くし、親戚に引きとられたメアリ。顔色も悪く愛想のない彼女を唯一楽しませたのは、隠されるように存在する庭園だった。世話役のマーサの弟で、大自然のなかで育ったディコンに導かれ、庭園と同様にその存在が隠されていたいとこのコリンとともに、メアリは庭の手入れを始めるのだが―。
児童書なので内容はシンプルです。
複雑怪奇なこともないので、するすると読み進めることができます。
この本の何が好きなのかと言えば、それは舞台となっているイギリスの自然の風景の描写や、子どもたちの楽しく豊かな食事の描写(これは翻訳をなさった方の功績がとても大きいと思います)!
風にのって運ばれてくる草木や土の香り、自然のなかで子どもたちが食べる食事の美味しそうな様子、そういうことが本当にリアルに伝わってくるんです。
で、ここから星読みのお話し。
ブログのタイトルにある4ハウスというのは、ホロスコープでみるとピンクの〇で囲ったエリアのこと。
この4ハウス、プリンセス占星術では“家族・家庭・魂のルーツ”というキーワードで読みといていきます。このハウスにどんな天体が入っているか(あるいは天体が無いか)、どんなサイン(星座)か、を見ていくことでその人の生育環境などもわかります。
そして、その人が育ってきた環境って、ときに“その人が何に安心や心地よさを感じるか”に大きな影響を与えていたりもするのです。
そして、私はこの4ハウスが牡牛座です(↑のココ・シャネルの例では4ハウスは天秤座)。
牡牛座のキーワードは、優れた五感、物質的豊かさ、マイペース、こだわりなどなど。
牡牛座の気質が強い方は、五感、特に味覚が敏感で、物質的に豊かであることに安心感を覚える傾向があります(グルメな方が多いともいわれますね)。
実際、私の両親は「子どもに無駄なぜいたくはさせない!」という主義の人たちではありましたが、3食バランスの良い食事を食べさせること、本など教育に関する物資は惜しまずに与えることを積極的にしてくれました。
なので、私はとにかく“質感”に対して、なかなかにこだわりをもって育ってしまったようなのです。
洗濯物やベッドのシーツ、服なんかは必ず触って柔らかさや感触を確かめたくなりますし、洗剤や生活用品も無香料よりは香り付きが好きです(ただし好きな香りでないとだめ)。
そして、本!
「本なんて文章読むだけなんだから感覚関係ないじゃん?」と思うかもしれませんが…
文章のなかに描写されている質感や食感が細やかであればあるほど、読んでいてすごく楽しくなるんです!
「秘密の花園」に限らず、児童書ってこうした質感の描写が細やかなものが多く、私がいい年をしていまだに児童書が好きなのはこのあたりに起因しているんだろうなぁと、最近妙に腑に落ちました。
あとジブリ作品の食事のシーンなんかも大好きですね!
いままでの私のブログを読んでくださった方のなかには、「占星術ってすごく高尚で、深い悩みや真剣な相談事がある人にだけ縁があるものなのかな…」と感じている人もいるかもしれませんが…まったく逆なんです!
むしろこうした細やかな所にまで、その人の持つ星の個性が垣間見えるからこそ面白い!
そういう楽しみ方が多くの人に広まってくれたら嬉しいなと思い、書かせていただいた今回の「星読みのたのしみ」。これからも、皆さんがより身近に星読みを感じながら楽しんでいただけるような情報発信を目指していきたいと思います!
今までの占星術・星読み関連の記事はこちらから
【追記】
ブログで度々紹介した荻尾エリ子さんのエッセイも、まさに五感が刺激される“牡牛座サイン強めさん”へのおすすめ本!
気になる方は画像にリンクを貼っていますのでチェックしてみてくださいね🍀
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