1月3日蟹座満月～日常のあなたを磨いて、輝く～

プリンセス占星術^®師のSatokoです。
今日は1月3日の蟹座満月についての発信です♥

はじめに…♥

自然科学から派生した学問ともいえる占星術では、天体の“観察”がその基本。
とくに、
地球の衛星であり、とても身近な天体である月の満ち欠けは、占星術においても重要視されるポイントの一つ。

伝統的な占星術では、その時々の星を読む、いわゆる”時期読み”のさいには
「太陽＝国、月＝国民」という意味で読むことが多いのですが、
對馬エリさん提唱のプリンセス占星術^®では
読む人がより”自分事”として読みやすいように
「太陽＝生き方、月＝感情（エゴ）」
として読んでいきます。
そのマインドを心に留めて、新月満月の星読みをお楽しみください♥

1月3日19:02、12ハウスで蟹座の満月を迎えます。

12ハウスが象徴するのは、潜在意識・見えない世界。
秘密の部屋とも呼ばれるハウスで、スピリチュアルな事柄と結び付けて語られることも多いお部屋。

蟹座のキーフレーズは「I feel」
そんな蟹座は…情に厚くて愛情深い！
大切な人を守るためなら自分のこと以上に真剣になれる優しさが魅力。
繊細な感受性で、誰かの気持ちをそっと包み込む癒しの存在。
家庭的で温かな心で、安らぎの居場所を育てていきます。

今回の満月のホロスコープから印象的な部分・大切なポイントを綴っていく前に…
新月満月の星読みで大切なポイントをおさらい🌙

月は幼少期の自分の象徴と言われ、潜在的欲求・エゴとしても解釈されます。
私はすこし言葉をやわらげて”求めるもの・安心できるもの”とも読み取れると考えています。
そして太陽は、人生の目指すべき方向・指標。

🌕満月は、月☽と太陽☉が180度で向かい合うタイミングで、
占星術の用語ではオポジションと呼ばれ、”拮抗”を意味する配置です。
満月は月が真ん丸に満ち満ちて十分に満たされれている状態。
なので…、
太陽☉の”人生の指針”をしっかり見つめるために、
拮抗している月☽、すでに満たされて大きくなっている月は、
感謝・振り返り・見直しなどの気持ちを込めて、月の”エゴ・欲求”を手放していくとき。

新月満月の星読みにかかわらず、
占星術の読み解きは当てる・決めつけるというものではなく、
読み解きから見えてきたキーワードをもとに、
・自分のこれまでをふりかえる
・視野を広げる
・思考を整理する
そんなことに”使って”ほしいと思っています。

今回の月☽は、蟹座♋の12ハウス。

愛情深い蟹座は、それだけ自分の感情にも敏感で、
愛し愛される関係を望みます。また、ごく近しい人、本当に心を許した人からの愛を求めるので、
そんな個性が月のエゴと重なると…
ストレートな「愛されたい！大切にされたい！」の欲求として現れがち。

月☽と太陽☉が180度で拮抗する満月では、
太陽と月それぞれが象徴する事柄について、気持ちの拮抗・葛藤を感じやすいとき。

太陽☉がいるのは6ハウスの山羊座♑。
6ハウスが象徴するのは、健康・労働・日常生活。

山羊座は成功への意識が高いトップ志向。
ときにワンマンになりがちな野心もありますが、
責任感が強く、どんなことにも真剣に向き合うプロフェッショナルタイプ。
一歩ずつ階段を登るように、理想に向かって着実に歩みを進めるので、
時間をかけて信頼を築き、「結果として成果を手にする」を目指すことが大切。
そして愛と美の星・金星♀も、行動力の星・火星♂も山羊座で太陽とコンジャンクションし…
複合アスペクトグレートコンジャンクションに！

なので…
「愛されたい！」ではなく、
「役に立てることが嬉しい！」
「目の前にあるものをちゃんと受け取るぞ！」
というように…
奉仕・貢献・実務の6ハウスで、冷静で努力家な山羊座の個性を上手く使っていきましょう♥

ホロスコープの上では、
太陽☉や月☽以外にもたくさんの天体やポイントが、
様々なそんな葛藤から抜け出すときのヒントを描いてくれています。
そんなヒントを、他の天体たちの配置から見ていきましょう！

▶獅子座♌ASC/太陽☉・金星♀・火星♂/8ハウス魚座♓ドラゴンヘッド☊：ヨッド

複合アスペクトヨッド(ヨードとも)は、
頂点の天体・ポイントが示す事柄が宿命として課せられ、
それを達成するため底編の2天体(あるいはポイント)が、努力や試練を課せられる配置。

今回のヨッドでは、頂点は獅子座♌ASC。
試練のポイントは、
6ハウス山羊座♑の太陽☉・金星♀・火星♂と、
8ハウス魚座♓のドラゴンヘッド☊。

6ハウス山羊座の太陽・金星・火星は、
「目立つより、まずちゃんとやって！」という自己主張より実績に重きを置くイメージ。
ただし、「何事も完璧にしてから外に出したい…」という潔癖な考えにもとらわれがち。

8ハウス魚座♓のドラゴンヘッド☊では、
8ハウスの象徴する相手の価値・財産・遺産・受け継ぐもの
というキーワードと、魚座の共感性が相まって
・他者との深い関わり
・見えないものを信頼する心
・境界を越えるような体験
といった部分が読み解きのポイント。
「一人で完結しようとしない」「自分では制御しきれない領域に踏み出す」ことが成長のカギ。

ASCの獅子座は、「私はここにいる！」と強く示すことからスタートする流れだけど…
ASCはもともと持っている個性や、スタートを象徴するので、
”あるのが当たり前すぎて意識が薄くなる”ことも…。
自信があるように見えて…
じつは「本当に出ていいの？」を乗り越える宿命。

人はだれしも、
喜んで失敗なんてしないし、
恥をかいて嬉しい人なんていない。
でも、「完璧に準備が整うまで裏にいようとする」と、いつまでたっても表には出られない。
それに…
あなたが失敗や、恥や、価値がないと思っているソレは、本当にダメなこと？
そうした、一見すると”まだまだこんなんじゃ…”が、誰かにとっての光になることだってある。

今回のヨッドの底辺になっている、太陽・金星・火星と、ドラゴンヘッドは
・完璧な自己を目指さない
・力を尽くしつつ、でも、それだけに価値をおかない
・他者との関係のなかで自分がどう見えるか受け取る
を伝えてくれていると読み解きました。

そして、ヨッドの頂点、獅子座は注目されるのが大好きな個性。
”キラキラしたカッコいい私”を見てほしい。でも、「キラキラしている私を見て！」だけではただのエゴで終わってしまう…。

このヨッドから見えてくるのは、
日常で積み上げてきた力と、流れに身を任せる気持ちを信じて、
自分という存在を前に出す宿命、不完全でも前に立たつ勇気と象徴していると感じます。