占星術師のTanabe Satokoです。
今日は10月3日の天秤座新月についての発信です♥
自然科学から派生した学問である占星術では、天体の“観察”は基礎中の基礎！
とくに、地球の衛星であり、とても身近な天体である月の満ち欠けは、占星術においても重要視されるポイントの一つ♥
今回もしっかりと、そして楽しく星からのメッセージを読み解いていきましょう☆
10月3日3:48、2ハウスで天秤座の新月を迎えます。
2ハウスが示すのは財産・才能。言ってしまえば“あなたが持っているもの”をあらわすハウス。
古典的な読み方では単純に”金銭的な財産”と解釈されることもあるのですが、
プリンセス占星術®ではそうしたものに限定せず、その人の”素質や才能も立派な財産”として2ハウスを読み解いていきます。
そして…今回の新月は金環日食(日本からの観測はできないようです…)をともなう新月。
日食は”生まれ変わり”の暗示ともされていて、その効果はとても大きなものに！
それを踏まえて、↓のポイントを読んでみてくださいね。
今回私が注目したポイントは、以下のとおり。
☆天王星/冥王星/海王星 ミニトライン
☆ASC/土星/火星・金星 メディエーション
☆ASC/土星/MC Tスクエア
☆太陽/月/水星 グランドコンジャンクション
ひとつずつ解説しながら読んでいきますね。
☆天王星/冥王星/海王星 ミニトライン
天王星/冥王星/海王星を結ぶ三角形、複合アスペクトのミニトライン。
で…じつは天王星/冥王星/海王星のミニトラインは、もうずっといるの。それこそ8月下旬の水瓶座満月のときから、ずっと手に手を取り合って私たちにメッセージを送ってきているみたい…。
天王星・海王星・冥王星の3天体はトランスサタニアンと呼ばれ、「この3天体の力は私たちが使おうと思って使えるものではない」と解釈されます。そのかわり…いざ星の力が発揮されてきたときの影響は絶大！だからこそ、星読みではこの3つの天体のメッセージ先読みして、無視せず気構えをすることが大切。個人的にこの3天体から感じるのは津波のような変化の訪れ（この津波はそのまま”災害”という意味ではないです）。
魚座と海王星がかけ合わされたときの飲み込む力・混沌って、やはり侮れない。
新しい時代に向けて多くのことがそれこそガラッと変わっていく、そんな配置に思えるのです。
☆ASC/土星/火星・金星 メディエーション
じつは…天王星/冥王星/海王星以外にもう一つ、ミニトラインができていて、
それが金星/火星/ASCのミニトライン！
でも…このミニトライン、ASCが土星と180度のオポジションという関係になることで、ミニトラインではなく2つの”メディエーション”という配置として読み解けるのです！
と、専門的なことは読み飛ばして大丈夫、本題は↓から。
まず、ホロスコープの始まりは乙女座！乙女座は頭の良い万能サポータータイプなだけに…
誰と組むかが非常に重要！！
他者のために自分の力の活かしどころをはっきり探ろうとするASCと、自他の境界があいまいになりがちな魚座の土星が拮抗。
ヒントをくれているのが3ハウス蠍座の金星と、11ハウス蟹座の火星。
3ハウスは情報やコミュニケーションのお部屋、ここにじっくり見定める蠍座がついてくると…「付き合う人はあなたが認めた、本当に心許せる人」にしていくことが重要。誰でもウェルカムをするタイミングではないみたい。
そして、グループ活動や交友関係を示す11ハウスに、献身と母性の蟹座の影響を受けた火星が！火星は燃える火のイメージそのままに、行動力や積極性の象徴。つまり、選び取った仲間のためにどんどん動いていくとき！待ってるだけじゃなくて、自分から役目を探しに行って！
☆ASC/土星/MC Tスクエア
そして、ASC乙女座と魚座土星との拮抗にもう一つヒントをくれるのが、ホロスコープのゴールMC。
今回のMCは双子座。
双子座も乙女座と同じく知的なサインだけど、その知性の方向性が違います。
しっかり！理解したい乙女座に対して、双子座はもっと軽やかに幅広く…。
自分と、相手…1対1で向かい合うのに疲れたら、相手だけじゃなく”相手のまわり”まで見てあげるといいのかも。少し視野を広げるだけで、「あぁこの人には世界がこんな風に見えているのね」がわかるかも。
☆太陽/月/水星 グランドコンジャンクション
さぁいよいよ新月と太陽の登場です！
今回は自身の才能をあらわす2ハウスで、新月と太陽が0度ぴったりのコンジャンクションに！
そこに、知性とコミュニケーションの星水星も合わさり、3天体が重なり合うグランドコンジャンクションが形成！
いずれの星もサインは天秤座。
もうこれは、自分の才能や力を”他者のために・他者の視点で”役立てていくことがすごく重要！
日本は、はやり謙遜の文化があるから、「○○さん、これできませんか？」と言われても
「いえいえ、私なんかじゃとても力不足です…」なんて場面、よく見ますよね。
でもそうじゃない！そもそも”できないと思ってる人には頼まない”んです、人って。頼まれている時点で”この人なら出来る”と思われている。それが他者視点。
なので、自分には無理…と思わずに他者が進すすめてくれた役割をかって出ることで、きっと良い方向に進むはず。
半年近く、新月満月の発信を続けていました。
皆さんのなかにも聞いたことがある人もいるかもしれませんが、2024年の11月20日に冥王星が水瓶座の領域に移動することで、完全に”地の時代”から”風の時代”への移行が完了する、と言われています。
私は第六感もないし、”未来が見える”なんて力はないので、
「絶対にこうなります、こうしないと危ないです、損です」のようなことを書くつもりはありません。
それに、11月21日になっても、なんだかんだ多くの人にとって日常は変わらずそこにあるし、世界は変わらずにあり続けるでしょう。
でも、世の中を少し見渡せば、経済は決して予断を許さないし、性や国籍や民族に関する多様性の在り方もどんどん身近な話題になっている。きっとそう遠くない未来で、新しい価値観・新しい価値基準に誰もが向き合わなければならなくなる(現にもうそうなっている気もしますが…)。
そのときに、ただの占星術に何が言えるのかはわからないし、そもそも、私の発信力でできることはたかが知れているけれど…
でも、無意味に見える小さな一歩も踏み出さなくては進まない。
その気持ちで、今回も新月満月の星を読んでみるのです。
少し後が気が長くなりましたが、
以上のことから、私が今回の新月を読み解いた星読みは…
「もうそこまできた変化のとき！あなたは誰の手を取るの？」です♥
ぜひ、素敵な新月の夜をおすごしくださいね♥
※↑うえのメッセージで書いた「手を取る」ですが、
これって普段の人間関係と一緒です。
互いに価値観を共有できる者同士、同じレベルで話ができる人同士で成立すること。
そこをお忘れなきように…！
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