皆さんこんにちは🍀
今日はアクセサリー作家としての発信です。
11月29・30日に開催されたマクハリハンドメイドフェスタ、
開催2日間のうち、ShiroMukuは30日(日)に出展してきました!
30日だけで8000人以上の方が会場にいらしたようで、
ShiroMukuのブースにもたくさんの方が足を止めて、お立ち寄りくださいました。
「綺麗…」「素敵💗」「キラッキラだぁ!」と、
作品を見て目を輝かせてくださった方たちのお顔は、
作家にとっては本当にありがたい心の栄養です🍀
また、
作品をご購入いただいた方々にも、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
と、良いことばかり書いていてもつまらないですよね(笑)
ここはせっかくの個人ブログ。
私の活動の、コアな応援者様が見てくださる場。
それも踏まえて…
ひとつ、大変勉強になったこと、
良い気付きをいただいたエピソードも書いておこうと思います。
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あるお客様が、
ShiroMukuの代表作ともいえる星のアクセサリー、
「THE STAR」シリーズのペンダントをずうっと眺めては、
「綺麗ねぇ…キラキラね、素敵…」と熱心に褒めてくださっていました。

ただ…
そのお客様は結果として「THE STAR」のペンダントはお買いになりませんでした。
値札を見て、
「そうね…4,500円だと予算が…」
そう、残念そうにつぶやいたのです。
このたった一言が、
私に本当に大きなのことを気がつかせてくださいました。
ハンドメイドイベントは大きなものでは数千ものブースが並び立ち、
会場を回るだけで作品の海に投げ込まれたような、
作品の洪水にのまれたような、
とにかくすごい情報量が飛び込んできます。
もう、次から次に素敵なもの、きれいなもの、面白いもの、見たことがないものが
目の中に飛び込んでくる。
「あれも欲しい、これも欲しい、こっちも気になる…!」
お客様の感情はきっとトキメキで右往左往しているはず。
その中で、
その日の予算に合わせて、本当に欲しいものを選び抜いていく…。
「さっき見たアレもよかったけど、今見ているコレも捨てがたい…」
「もう少し先でもっと好みのブースがあるかも…」
きっとそんな心理戦を、お客様お一人お一人が胸のなかで繰り広げている…。
そんな中にあっての1,000円、ときに100円の差は、
すごく大きな意味を持つのです。
私は自分の作品に付けている価格は、
自信をもって“なぜこの価格か”を説明できます。
今回の作品でいえば、
スワロフスキー社製のクリスタルを使い、
金属パーツには変色防止剤を塗布し、
チェーンにはアレルギー軽減の加工をし、
レジンからテグスワークからいろいろ技法を工夫し、
…などなど。
つまり、今の自分に出来うる限りの力を尽くして、適正な価格をつけている自負があります。
そして、
お客様の金銭感覚も、人それぞれの感覚があり間違いというものはありません。
4,500円のペンダントがすごく素敵に見えた。
でも、買わなかった。
それは…、
・私がお客様に「この作品で4,500円は安すぎる!」というくらい強烈な魅力を伝えきれていなかった
・なぜこの作品がこの価格なのか、根拠を示しきれていなかった
・他の作品と絶対的に比較されるイベントの場で、品質と価格で競り負けた
・「この場で、とにかく、絶対欲しい!」とは思われなかった
つまりは、そういうことです。
これは何も卑屈になっているわけではありません(笑)
なぜなら、
同じ作品をお買い求めになったお客様も、いらっしゃったから。
そして、ほかのイベントでも同じ価格でこの作品をお買いになってくださった方はいらっしゃった。
そうした方の多くは、かねてからのShiroMukuの応援者。
私がわざわざ説明せずとも、
作品の価格帯を把握し、私の制作を何年も見てきており、
ShiroMukuというブランドの作品に対して、品質と価格の両方に理解があった。
~*~*~*~*~*~
初めてデザインフェスタに出展して8万円以上を売り上げたあの日から、
私にとってお客様と直接対話ができるイベントは特別な場でした。
直に伝えられる、
直に感想が聞ける、
生の表情から感想が伝わる、
そんなイベント出展が“好き”です。
けれど、
もしこれ以後もブランドを安定的に存続させるのであれば、
もっと私の作品や、制作の姿勢や、ブランドの空気感を、
しっかり知ってもらうこと。
そして、それらをしっかり知っている人にピンポイントで届けていくことが大切です。
「好きだからとにかくイベントを主戦場にする!」の気持ちだけでは、
“本当に届けるべき人”には届かないかもしれない。
そう感じさせられました。
イベントは、本当に一瞬が勝負。
・ブースに視線を向けてくれた方を見逃さずに挨拶する
・できる限り立ってお客様の視線を捉えるようにする
・きちんと距離をはかりながらお声がけをする
・お客様がどんな方なのかきちんと興味と尊敬をもって観察する
・少しでも足をとめてくださった方にはショップカードを渡す
おそらくほとんどの作家さんが、
これらを当たり前にこなし、
そして当たり前以上に工夫して努力されている。
それでも、自分のファンだけではない“一見さん”が多くなるイベントでは、
思うような成果が出ないときもあります。
そうしたとき、目先の売上という数字だけにとらわれるのではなく、
自分に何ができたか、何ができていなかったか、これからのために何をするか、
イベントで感じたことすべてを糧に進んでいかなくてはなりません。
私がこれからしていくべきと感じたのは
1つ4,500円のペンダントを、
適正価格もしくはそれ以上に、“お値段以上の価値”と感じてくれる方を増やすこと、
そう感じてくれる方がいるところに作品を持っていくこと、
そうした方にしっかり作品を届けること、です。
~*~*~*~*~*~
あの会場で、残念そうに振り返りながらペンダントを見送ったお客様と、
再びご縁があるかはわかりません。
けれど、
お客様が迷わず、晴れやかな気持ちで「コレください💗」を言えるように、
私は努力し続けようと思いました。
大きな気付きと決意をくれたお客様に、心からの感謝を送ります🍀
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オリジナルアクセサリーブランド「ShiroMuku」
二次創作アクセサリーブランド「煌星」
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