私にできること~物語りの世界「みどりのゆび」~

ハンドメイド活動

 今日は、私のオリジナルアクセサリーブランド「ShiroMuku」のお話です。

 ShiroMukuの作品のなかには、児童書にインスピレーションを受けたものも多数あり、その代表的な作品が「フラワーブーケのアクセサリーIn honor of Maurice Druon」、通称“みどりのゆびシリーズ”です。
このシリーズには、「誰かに優しさをあげるアクセサリー」というキャッチコピーを付けていますが、このシリーズともうひとつ、「物語りするシェイカー」シリーズは、収益の一部を慈善活動に寄付させていただいております。

フラワーブーケのアクセサリーIn honor of Maurice Druon
物語りするシェイカー

 こうしたことをしようと思ったきっかけは、2022年2月24日に始まったウクライナ侵攻でした。
 知らないだけで、世界のどこかで当たり前にいまも紛争があって、戦争が続いていて、命や生活を脅かされている人々がいるのに、私は恥ずかしいことにこの出来事をきっかけに“初めて戦争を身近”に感じました。
何かできることはないか…そう感じていたときに、まっさきに頭に浮かんだのが、小学生の時に母にもらった児童書「みどりのゆび」でした。

著:モーリス ドリュオン
みどりのゆび (岩波少年文庫) 
裕福に暮らすチト少年は、
お父さんが兵器を作る人だったことを知り、驚きました。
じぶんが不思議な(みどりのゆび)をもっていることに気づいた少年は、
町じゅうに花を咲かせます。
チトって、だれだったのでしょう?

 小さな少年が、けして直接的な解決になるとは思えないアイディアだったとしても、自分のできることで争いを止めるためにうごく姿は、幼いころの記憶に鮮明にのこりました。

 アクセサリー制作でいつか自立できたら…そうは思っていても、実はふと思うときがあります。
アクセサリーを売ることは、誰の、何の役に立つの?
アクセサリーって、生活必需品じゃないでしょ?

 もちろん、お客様のお声や励まし、応援のお言葉に日々励まされ頑張っています。皆さんのお声はきっと心からのものでしょうし、ご自身に必要だと思うからお迎えしてくださる。
 ただ、職業に貴賎も上下もないとはいえ、コロナ禍で奮闘する医療従事者の方々、生活を支える小売り業や運送業の方々、街の美化衛生のため働くごみ収集や保健所の職員さま、他にもたくさんの職種の方々が社会に貢献しているのを見て、“自分は社会にどう貢献できるのか”と深く考えるようになりました。

 アクセサリーの収益を慈善活動に寄付というのは、安直な発想かもしれません。
最初のころは、偽善的、売名的と思われたらどうしよう…そんなことも考えていました。
ただ、何もやらない善人でいるより、もがきながら何かする偽善者になりたいと思ったのかもしれません。

 先日、2023年1月1日~5月31日までの収益の一部である1500円を日本ユニセフ協会に寄付させていただきました。
とても微々たる額です。私がもっと売れっ子で、もっと魅力的な作品を作っていたら、もっとたくさん寄付ができるのに…。正直、そんな歯がゆさも感じます。
でも、今はこれが真実です。
この真実と向き合いながら、自分にできることを模索し続けていくつもりです。

【追記】
 「みどりのゆび」は児童書ですから、とても読みやすく、素敵な挿絵は見ているだけでワクワクします。普段は本なんか読まないんだけどな…と思う方も、もしよろしければお手にとっていただけたらと思います。

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コメント

  1. […] 2023年6月4日「物語りの世界~私にできること~」 […]

  2. […]  今日の話は、以前ブログに書かせていただいた、「ShiroMuku」で販売しているチャリティー作品、「フラワーブーケのアクセサリーIn honor of Maurice Druon(通称みどりのゆびシリーズ)」と「物語りするシェイカー」シリーズについてです。 […]

  3. […] この記事に関連する過去のブログ記事は↓こちら私にできること‐その2‐私にできること‐実践編‐私にできること~物語りの世界~ […]

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