今日はオリジナルアクセサリーブランド「ShiroMuku」の作品と、その背景にある私の思い出について、おはなししようと思います。
ShiroMukuの作品のなかには、売り上げ収益の一部を、慈善活動に寄付させていただいているものがあります。
以前は、このチャリティー作品のシリーズとして
「フラワーブーケのアクセサリーIn honor of Maurice Druon」
「物語りするシェイカー~世界中のすべての人に、本を手にする幸せを~」
という2つを展開していました。
しかし、よりお客様にわかりやすい表記にしたいという気持ちから、2つを合わせて新しいシリーズを作りました。
その名も「Storyteller~世界中のすべての人に、本を手にする幸せを~」です。
この作品を作るきっかけは、私の子供のころの思い出にあります。
唐突な書き出しになりますが、2つ上に兄が小学校に上がるまえ、我が家ではクリスマスプレゼントがなくなりました。
これを言うとたいていの人にびっくりされます。なかには「お父さんとお母さんはひどい!」なんて言う人も(笑)
ただ、私と兄は、あまりそれを不満に思ったことはなかったと思います。
なぜなら、親から伝えられたクリスマスのプレゼントをやめたい理由が、私たちの人生にとって意義あるものになったと感じるからです。
クリスマスにはだいぶ早いころ、まだ幼い私たち兄妹のところに母がある広告を持ってきて、その内容を読み聞かせてくれました。
それはユニセフの広告で、世界のさまざまなところに
生まれたときから親のない子どもたち、
学校に行けず読み書きができず肉体労働をしている子どもたち、
戦争兵器の犠牲になって手足を失った子どもたち、
綺麗な水が飲めずに死んでいく子どもたちがいる、
そうした内容でした。
広告の内容を読んでいるあいだ、母は涙ぐんでいました。母の涙を見たのは、後にも先にも、そのときだけだったと思います。
両親は、日本という国に生まれて二親がそろっているだけで、それがどれだけ恵まれたことなのか分かってほしかったのでしょう。
そして、信仰に関係なく12月25日になれば欲しいものが簡単に与えられてしまう、それを子どもの“当たり前”にしたくない、と伝えてくれました。
子どもながらに、両親の伝えたいことはよくわかったつもりです。
そしてそれ以上に、世界のどこかでは、自分とほとんど年の変わらない子どもたちが過酷すぎる環境におかれていることがショックでした。
だからなのか、クリスマスプレゼントをもらわない、ということを私たち兄妹はわりとすんなりと受け入れた気がします。
そして、クリスマスプレゼントがなくても、うちの両親は子どもに必要だと判断したら、必要なものはきちんと用意してくれました。
その最たるものが、本です。本を買って欲しいといってダメと言われたことは、一度もありません。
本は、とても贅沢なものだと思います。
本を買うお金があって、書店に行けば選びきれないほどの在庫があって、そこに書いてある字が読める。それは教育と秩序が活きている社会だから成り立つことです。
極論、本を読まなくても生きていけます。
でも、より多くの知識、情報、感動、豊かさを求めて、生活必需品ではない本を読む、これは贅沢以外の何物でもないと思うのです。
願わくは、世界中の子どもたちが好きに本を読めるようになってほしい。
それはきっと、教育と秩序が活きている世界になったということだから。
綺麗事だということは、もちろん承知しています。独善的かもしれません。でも私は、行動しない善より行動する独善を選びたいのです。
追記
大人になってからは、友人や夫とクリスマスプレゼントを贈りあうようになりました。
でもそれは“クリスマスだから”贈っているのではありません。
私は、自分の考えで、大切な人に感謝や色々な気持ちを届けたいから、一年の終わりの特別な時期に贈り物をする、のです。
” クリスマスだからプレゼント”を両親が当たり前にしなかったおかげで、私は自分で考えて、自分にとって本当に必要な贈り物ができていると思うのです。
ShiroMuku:Storytellerシリーズ販売ページ
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私にできること‐実践編‐
私にできること~物語りの世界~
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