皆さんには、ずっと心に残っている言葉ってありますか?
誰かの言葉だったり、
本で読んだ一節だったり、
何気ない日常の風景だったり…。
普段は忘れていても、そういう言葉って完全に消えることはなくて、
ふとした瞬間に、思いがけずよみがえることがあります。
その言葉に出会ったときは意味がわからなかったのに、
そのときは特別だと思っていなかったのに、
なぜか心のどこかに残り続けていた…。
そんな言葉に、時を経て再び出会うことで、
「ああ、こういうことだったのか」と静かに腑に落ちることがあります。
まるで人生のなかに伏線が張られていて、
それが回収されていくような、不思議な感覚。
私はつい最近、そんな体験をしました。
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私の占星術の先生にして、大切な相談相手にして、ビジネスのコンサルである
對馬エリさんが、6月に新しい講座をはじめました。
この講座、講座名に添えられているフレーズが…
「~3次元の”わたし”と、12次元の”魂”を繋ぐ、次元上昇ラボ~」
もしかして…
「うわぁー!!怪しさ満点!!!」
「めっちゃスピスピしてるじゃん…」
なんて、感じる方もいるかもしれません。
でも、ちょっとこの先を読んでほしいんです。
読んでみて、好きも嫌いも、合う合わないも、決めてほしいのです。
このラボは”講座”ではあるけど、
エリさんが一方的に「~って考えて」「魂って~だから」「こうすれば絶対成功する」といった、
正解を落とし込むものじゃありません。
むしろ、
ひたすらに私たち自身が自分自身に問いかけ、考えて、感じて…
だから講座の最中、頭は常にフル回転!
いろんな感情が浮かぶし、
いろんなことを考えるし、
時に集中して感覚を研ぎ澄ます。
そんななかで、最初に書いた感覚がやってくるんです。
かつて読んだ小説の何気ない台詞、
日常の会話の一言、
雑誌のインタビュー記事の一節、
当時は「ふぅ~ん…」と思っただけで、深く考えることもなく通りすぎていた、
でも確かに心に残っていた言葉がどんどん思い出されてくるんです。
まるでその言葉が、
“今”の私に向かって、再び届こうとしていたかのように。
講座のはじめ、
2週間近く経ったいまでも、思い出される印象的な出来事が起きました。
講座にあたり、エリさんは事前にテキストを送ってくれました。
私はいつものクセで「予習しておこうかな」と、何気なくページをめくっていたら、
ふとある文が目に留まったんです。
ーあなたが今、”わたし”だと思っている人格(名前・年齢・性別・職業など)は、この人生における仮のアイデンティティー
この文章を目にしたとき、
私の記憶は、一気に20年近く前の、高校時代に引き戻された感じがしました。
エリさんがテキストにのせてくれたこの一節、
この言葉にとても近い一節が、高校時代の小論文の設問に、出てきたんです。
今は、その小論文の問題がどんなものだったか、
自分がどう答えたか、
そもそもどんな論旨だったかも思い出せません。
でも、その設問の一節はずっと私の心のなかにありました。
年齢・性別・職業・肩書き…それらはあなた自身を完璧に説明するためのものではない。
私がずっと気になって、心に残していた言葉。
なぜ心に残ったのか…エリさんはその”答えをくれる”というより、
私に”答えに辿りつくための気付き”をくれました。
なぜか心に残っていて、でも意味ははっきりわからない。
そんな言葉って「意味がわからなかった」のではなく、
「意味を受け取る準備ができていなかった」だけなのかもしれない。
そんな言葉が、出来事が、これまでの2回の講座のなかで
たくさんたくさん溢れてきています。
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私は、
心に残っていた言葉を「なんとなく受け取っていた自分」ではなく、
「言葉の本当の意味と出会えた今の自分」として、この先進んでいきたいです。
「Crystal Soul Lab」って名前を聞くと、
すごくキラキラしていて、なんだかゆるゆるふわふわとした、
そんなイメージを持たれるかもしれません。
でも、実際はとても、かなり、現実をしっかり見据えた哲学的な内容。
人生には、
すぐに意味を持たないもの、
結果が出ないもの、
回収されないままのものってたくさんあります。
けれど、
思いがけない形でそれらがつながっていくとき、
“意味が無いわけではなかったんだ”と、自分の歩みや、これまでの選択を肯定できるような気持ちになります。
私は今、占星術やアクセサリー制作という世界に身を置きながら、
自分の言葉、感性、記憶の断片をとおして、
「私という人間」がどのようにできてきたかを、少しずつ辿っているような気持ちでいます。
辿って、思い出して、そしてそれらを再構築していくことで、
自分がどんな人間で、どう在りたいのか…しっかり固めていきたい。
魂と繋がるって、ご都合主義のスピリチュアルじゃない。
それは、自分の人生をしっかり生きていくための知恵・叡智を身につけること。
そういう知恵って、
きっと、もともと誰しもが持っているもので、
でも普段はあまり意識せず、忘れてしまっている。
そうした普段忘れてしまっている”人生の伏線”を回収していくのが、
魂と向き合うことなのかなと感じています。
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