皆さん、イヤリングやピアスといった耳飾りは好きですか?
私は大好きです♥
今日は少し耳飾りのお話しを…。
ハンドメイドブームがはじまり、たくさんの作家様がいる現在ですが、ハンドメイド界隈全体の販売アイテムでもっとも多いのが、イヤリングやピアスといった耳飾りです。
私のブランド「ShiroMuku」でも、耳飾りをメインのアイテムとして取り扱っています。
ではなぜ、耳飾りなのか…。
そのことについて書きたいと思います。
私は、本格的に販売をはじめるまえ、趣味で自分が身につけるためのアクセサリー制作をしていましたが、そのときから、作るもののほとんどがイヤリングでした。
とにかく毎日違うイヤリングをつけて出かけたい!そのくらい、イヤリングは大好きです。
そこまでイヤリングが好きになったきっかけですが、明確にこれだ!といえる思い出があります。
ロビン・クライン著「翼ひろげて」という本に出てくる少女アンジェラへの憧れでした。
ロビン・クラインはオーストラリアの作家で、「翼ひろげて」は小学校高学年向けの児童書です。私がこの本を読んだのも、ちょうど小学校高学年のときでした。
まだ子どもだった私には、おしゃれが大好きで、持っている洋服すべてに名前をつけていて、毎日の気分に合わせてイヤリングを選ぶ…そんなふうに生きるアンジェラがとてもはつらつと感じられ、彼女のイヤリングコレクションを想像して憧れを抱きました。
そして大人になったいま、私のドレッサーには50個以上のイヤリングがならんでいます。
そんなに必要?と思われるかもしれませんが、すべてに思い出があり、すべてが大切な宝物です。
耳飾りは、鏡を見ない限りつけている本人からは見えません。けれど、顔のすぐ横で揺れるその存在は、ほかのアクセサリーより確かな意思をもって”ここにいるからね”と持ち主にささやいてくるように感じます。
そして、自分からは見えないけれど、相手からは顔の横にあるそれが、出会って真っ先に目に入る。
そんな不思議な存在感も、耳飾りの魅力です。
世の中の人すべてが、私のようにたくさんの耳飾りを必要としていないことは分かります。
でも、私は耳飾りにこだわりを持って販売をしたいです。それは、自分が耳飾りの魅力をわかっているから。
自分にとって必要ないものを、お客様にお渡しすることはできません。
もし、私の作った耳飾りが、誰かにとっての思い出や宝物になってくれていたら、それはとても光栄で、幸福なことだと思っています。
追記
「翼ひろげて」は、主人公の少年シーモアと少女アンジェラとの交流から、シーモアの成長と麻薬中毒という問題を描いた作品です。
偕成社からでている日本語訳版は現在絶版となっておりますが、Amazonでは原文の英語版が電子書籍として販売されています。児童書なので、英文はやさしめです。
「Came Back Show You I Couid Fly」
日本語にすると
「飛べるって見せたくて帰ってきたの」
という感じでしょうか…
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