オーダー承ります～煌星編：イメージはどこから？～

　すでにご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、私の運営する二次創作アクセサリーブラン「煌星」ではメイン作品の「美少女戦士セーラームーン」以外の作品をモチーフにしたオーダーも承っております。

　今までも、「カードキャプターさくら」や「聖闘士星矢」などの作品をモチーフにしてきたほか、
最近では「Paradox Live(パラドックスライブ、通称パラライ)」のキャラクター作品を続けてオーダーいただき、私自身、創作の世界が広がったような、とても楽しい制作をさせていただきました。

　現在までに、パラドックスライブでは4名（うち2名は2人で1組の作品）のキャラクターの作品を制作し、今回5人目のキャラクターのオーダーをいただきましたので、オーダー主様の許可のもと、作品の紹介と制作過程のお話などをさせていただきたいと思います。
　今回制作したのは、棗リュウ(ナツメリュウ)というキャラクターで、初見では、とても個性がはっきりしており、色彩やモチーフも面白く、デザインを起こしていくのが楽しそうなキャラクターだな、と感じました。
　過去のブログでも述べてきたのですが、私自身はオーダーをお受けするまでパラドックスライブという作品の知識がなく、また、この作品は物語よりも”音楽がメイン”という特殊性もあり、他の作品とは違うアプローチでデザインを起こしてきました。

　「煌星」のメイン作品である「美少女戦士セーラームーン」では、” この子はどんな性格？どんなエピソードがあったけ？” というキャラクターの履歴を掘りさげたり、セーラームーンを見ていた当時の自分が憧れたものからヒントを得たりしています。
　しかし、パラドックスライブの捜索では、イメージの源はもっぱら音楽です。
“なぜこのグループの曲はこういう雰囲気なのか”や“どうしてこういう歌詞なのか”といった部分から、各キャラクターの個性を想像します。
また、パラドックスライブの公式YouTubeチャンネルには、各キャラクターがおしゃべりしている動画(こういう動画を何と呼ぶかわからないのですが…)があり、今回のリュウ君は、その動画からかなりヒントをもらいました。話し方やテンポ、声質、語彙などからイメージがおおいに膨らんでいき「声優さんってすごい！」と、単純な私は感動させられました(笑)

　創作をしていて、デザインって本当に難しいな…と日々感じます。
形は左右対称かアンシンメトリーか、金具はゴールドかシルバーか、丸カンの大きさは大きめにして存在感を出すか小さいものにして繊細に仕上げるか、こだわろうと思えば思うほど、本当にたくさんのことを考えたくなります。

　でも、そうした模索が大変でありつつ楽しいからこそ、お客様からの「ありがとう」の一言が、より一層有難く励みになるのです。

パラドックスライブに関する制作の過去ブログはこちら
7月9日「オーダー承ります～煌星編：追及～」
6月2日「オーダー承ります～煌星編：スクラップ＆ビルド～」

※今回のオーダー制作をブログに記載することについて、依頼者様の承諾を得ております。

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