今日は、私の大好きな本の紹介です。
林完次著「宙ノ名前」と、高橋健司著「空の名前」です。
おなじ“そら”でも、それぞれの本では、あてられている漢字が違います。
「宙ノ名前」は、天体や星座にまつわる言葉について、「空の名前」は季節や天気にまつわる言葉について扱っています。
言葉は、単語は、必要だから生まれてくるそうです。
“そら”という同じ響きの言葉に、私たち日本人は空と宙、2つの漢字を当てて使い分けます(同じ漢字文化圏の中国ではどうなのでしょう…)。そして、その“そら”にまつわる言葉の、なんと潤沢で豊かなことか。
きっと私たちの祖先にとって、そうした豊かな単語が、自分たちの生活を彩るうえで“必要”だったのでしょうね。
この本は、私の母が宇宙関係の仕事をしていた関係で、子どものときにたまたま買ってもらったような気がしています。
そして、この本を読んで初めて、子どもながらに、むしろ子供だったからこそ、日本語の豊かさに体が衝撃を受けたような気がしています。
「美少女戦士セーラームーン」をみて育った私にとって、はるかな宇宙の天体は憧れであり、神秘の象徴です。
セーラームーンの二次創作ブランド「煌星」はもちろん、オリジナルアクセサリーブランド「ShiroMuku」でも、月や星をモチーフにした作品を作っています。
今、ShiroMukuのなかで、新しい作品を作る準備をしています。
ShiroMukuの作品は基本的に白・金・銀のカラーをメインにしているのですが、唯一“青色”だけはもう一つのメインカラーとして扱っており、青色をテーマにした作品も展開しています。
今、天体の世界と、青色を掛け合わせた、ShiroMukuの”そら”に燦然と輝くような、そんな象徴的な作品を作りたいのです。
皆さんに新たな作品をお披露目できるよう励んでいきますので、ぜひ見守っていてくださいませ。
ちなみに、「宙ノ名前」には「美少女戦士セーラームーン」の登場人物、アイドルグループ “スリーライツ”の3人のキャラクターの名前の由来になった言葉も載っています。
作者の武内先生は、こうした言葉をご存知で、そしてご自身の作品に取り入れられたのだと思うと、先生の知性と感性に深く憧れます。
【追記】
私が所有している光琳社出版のものは、すでに絶版となっているようですが、角川書店から新装版・新訂版が出ております。
また、角川書店のものは「時の名前」や「色の名前」といった関連書籍も出ており、シリーズとしても展開されているようですので、気になる方は下記の画像リンクから詳細をチェックしてみてくださいね。
宙の名前 新訂版 https://amzn.to/4918az5
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