読書からの学び~「サラとソロモン」~

日々の徒然

 最近あった素敵な出来事について、みなさまにシェアしたくブログを書いています。

 都内のホテルラウンジで、素敵な方たちとお茶をご一緒してきました。が、ただのお茶会ではなく「読書会お茶会」と題し、共通の本を読み、感じたことをシェアしあう、というものでした。
 この企画は“29歳崖っぷち女子女子専門・行動爆上げ星読みアドバイザー”としてご活躍の田島侑里さんが企画してくださいました(侑里さんは、先日のデザフェスにも応援に来てくださいました!)。
侑里さんからは占星術のお話もよく聞かせていただきます。“占い”と聞くと「なんだか怪しい…」とか「スピリチュアル系の勧誘?」なんて思われる方もいるかもしれませんね。が!個人的に侑里さんとお話ししていて感じるのは「これは占いというよりカウンセリングであり、決めるのはすべて自分次第。占星術はその方向性を示すヒントである」ということです。

 そして今回の読書会で、侑里さんが課題図書に選んでくださったのが「サラとソロモン」※1でした。
侑里さんは占星術を用いたアドバイザーですが、基本的に星読みの結果をどう受け取るかは、相手にすべてゆだねてくれます。私の言うとおりにすればいいのよ!という押し付けが全くありません。つまり、何か悩みがあって侑里さんにご相談すれば、星の魔法ですべて解決!星読みの結果を聞くだけでなんにも悩まなくなる!という訳ではないのです。
「そのアドバイスを受けてどう行動するか決めるのは、あなた自身ですよ」というスタンスなのだと解釈しています(私個人の見解ですが…)。
 この「どう行動するか決める」にあたって、課題図書「サラとソロモン」はとても分かりやすく親しみやすい内容でした。

画像より販売サイトへアクセスできます。

 現在、世間にはいわゆる自己啓発本があふれ、人生をよりよく生きるためのヒントを誰もが求めているかのようです。私が、それらの本と比較して「サラとソロモン」が特異だと感じたのは、“子どもが読んでもわかる”書き方をしているところです。それは、子供向けだから読みやすいよ、という単純なものではありません。
 大人を対象にした内容では、なかには“社会で一歩リードするためのある種の戦略”のような意味合いを感じることもあるのですが、「サラとソロモン」は違います。こういう生き方・考え方があるんだよ、君はどうする?と、ふくろうのソロモンが穏やかに問いかけてくれるような懐の深さを感じました(このスタンスは侑里さんのアドバイザーとしての姿勢にも通じるものがあると思います)。

 私はいま、休職中です。
 まだどう書いていいか自分のなかで整理がつかない部分もありますが、職場でのストレスから自律神経失調症になり、結果的に適応障害という診断が下りました。
この診断を受けるまで、自分の不甲斐なさ・精神的弱さを責め、体調の異変を認めたくないと必死だったように思います。そして、「サラとソロモン」を読み、自分は“本当はどうしたくてもがいていたのか”を一つひとつ丁寧に考えることが必要だとあらためて感じました。
 ブログにも書いていますが、現在は職場とは別にハンドメイドの活動(アクセサリーデザイン)もしています。そして、ゆくゆくはこの活動で自立したいと考えています。それは、いま休職している職場が嫌で逃げたいからではなく、ハンドメイドの活動が本当に楽しくやりがいがあるものだと感じているからです。
あちらが嫌だからこっちではなく、“これがいい!”と思えるのです。

そうだ、サラ。君が学校を去る理由が、その中に悪いことがあるからだというのなら、この町も出た方がいいし、この地域からも、この国からも出て、この地球上からも、この宇宙からさえも消えてしまった方がいいと思うよ。(※2)

 上記はソロモンが、学校が嫌いだと訴えたサラに言った言葉です。
嫌なことがあったり、心の余裕がなくなったり、まだ私にもそういうときがあります。そんなときは目の前の嫌なことではなく、私が本当にしたいこと・本当に好きなもの・心から一緒にいたい人を思い浮かべることが、自分が求める生き方に辿りつくことだと学びました。自分の道を切り開くのも、選び取るのも、心を救うのも、自分がすること。自分次第で人生が変えられると思うと、少し心が軽やかになる気がしています。

※1.「サラとソロモン」 著:エスター・ヒックス,ジェリー・ヒックス ナチュラルスピリット(2015)
あらすじ:サラはいい気持ちを感じたくて、幸せになりたくて、愛想よくふるまいたいと思っているのに、周囲を見渡すと、いたずらっ子の弟や意地悪なクラスメートたち、いやな先生ばかりで、そうできるような状況がありません。ある日ふくろうのソロモンが飛ぶのを見て、「空を飛べたらな~」と言うサラに、ソロモンは空を飛ぶ方法を教えてくれます。その方法とは、実はこの世界で幸せに生きるための方法と同じだったのです…。(「BOOK」データベースより)
※2.「サラとソロモン」115頁13行~

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