オーダー承ります～煌星編：イメージアクセサリー～

　二次創作ブランド「煌星」にて、素敵なオーダーをいただきました。二次創作活動と、オーダー製作については、以前にも少し書かせていただきました。

2023年4月23日「二次創作について」
2023年4月9日「オーダー承ります-誰かに必要とされること‐」

　今回依頼をしてくださったのは、プライベートでも親交のある友人で、日ごろから私の活動を見守ってくださる大切な方です。
　オーダーの内容ですが、私はじつは元になった作品やキャラクターを知りませんでした。しかし、依頼者様がたくさんの資料を提供してくださったことで、なぜ依頼者様がその作品・キャラクターを愛していらっしゃるのか、ということがとてもよく理解できました。今までとは違う作品に挑むことは、煌星の可能性をひろげ、自分が作り手として成長する素晴らしいチャンスだと感じながら、現在制作にはげんでいます。

　私が、二次造作のオーダーでとくに大切にしていることが2つあります。

　ひとつは、自分もその作品・キャラクターを依頼者様と同様に理解できるよう努めることです。今までは、私もよく知っている作品やキャラクターについてのオーダーが多かったため、この部分は自然と身についていた気がします。しかし、今回のように自分が知らない作品のオーダーを受けたとき、あらためてこの部分の大切さを実感しました。
　二次創作とは、愛がなくては作れないものです。たとえ自分がその作品のコミックを買い揃えたり、イベントに行ったりすることがなくても、気持ちをしっかりと合わせていくことが必要なのです。

　ふたつ目は、もとになる作品があるとはいえ、自分の色（煌星らしさ）を消さない、ということです。
これは「煌星」というブランドをかかげたときから考えていたことですが、ただ二次創作をしたいだけなら、屋号など出さず好きなように作ればよいのだと思います。
しかし、屋号をかかげ、コンセプトを決め、世界観を作り、そしてその世界観が好きだと言ってくださる方がいるということについて、私は、私にしか出せない色でお応えしたいと思うのです。
　世の中には素敵な二次創作ブランドがたくさんありますし、もちろん公式グッズがたくさん出ている作品もあります。それらではなく“煌星でオーダーをしたい”と思ってくださる気持ちの意味を、大切にしたいと考えています。

　ちなみに、↑の写真は現在製作中のパーツの一部です。
制作のときはまず、キャラクターのイメージに合う素材を並べ、パーツを作りますが、おそらく作ったパーツすべてを使うことはないでしょう。けれど、使わなかったパーツが無駄になるとは思いません。
何度もなんども考え、練り直す工程が、キャラクターのイメージを確固たるものにするのに大切な作業だと確信しているからです。
　これは二次創作にかぎらず、オリジナルアクセサリーの制作でもそうですが、私個人は、スクラップ&ビルドからいかに学び、磨いていくかが作家として成長する道の一つだと考えています。

　最後に、オーダーをくださった依頼者様に深く感謝申し上げるとともに、
なんだかんだ言ってとっても楽しく製作させていただいていることをお伝えさせていただきます🍀
私自身、完成がとても楽しみです。

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