「私は”我”が強い」
私は、自分のことをそんなふうに思っていました。
私は比較的、「自分はこう考える」「私はこうしたい」という気持ちが、
ハッキリしているほうです。
「我が強い」ということを「意思がハッキリしている」と捉えたら、
自分はあきらかに「我が強い」タイプなんだろう、と考えていました。
ただあるとき、
臨床心理士の先生とお話しする機会があり、興味深い視点に気付かされました。
「性格というのは、そもそも“決めなくてもいい”ものなんですよ」と。
先生はまずこう尋ねてくれました。
「あなたは、ご自身のポリシーを相手に認めてもらいたいと思いますか?」
私は
「どちらかというと、“私はこう思うけれど、あなたの考えは否定しません。
考えが違うなら、無理に一緒にいるより互いが生きやすい世界に行く方が良い”と考えています。」
と答えました。
すると先生は、こう続けました。
「たしかに、あなたは意志が強いのかもしれません。
でも、それを相手に押しつけるわけではない。
むしろそれは、“我の強さ”ではなく、“相手を尊重する姿勢”とも言えるのではないでしょうか」と。
私のことを「我が強い」と思う人もいれば、
他者を尊重して線を引く人と思う人もいれば、
冷たいと思う人も、
自立していると思う人も、
きっとさまざまな人がいて、その人たちの数だけ、
私という人間の評価が存在します。
私のことは置いておくとして、
この記事を読んでいる人のなかには「我が強い」「わがままだ」といったことを
言われた経験がある人もいるかもしれません。
しかし、そうした人からの評価は、
その評価をした人自身の価値観を投影したものなのだと、
先生は教えてくれました。
くわえて、
ある人が誰かに「あなたは我が強い」と言うとき、
それはただ「あなたの価値観は私の価値観とは違う」というだけのことなのかもしれません。
そして、
ときに「だから私に合わせてほしい」「この集団のルールにそぐわないから変わるべき」と、
同調を求める意図の場合もあるのです、と。

相手をどう評価するかは、その人の価値観次第。
そうしたときに、
あなたがその評価を受け取るか、受け取らないか。
あるいはどう受け取るかは、
あなた自身が選んでいい。
どんな言葉を自分のなかに残すか。
どんな価値観を自分のなかに取り込むか。
それらすべてを、自分で決めていい。
それが「自由意志」というものです。
人の評価なんて、けして一定にはならないもの。
だから、人から「あなたは~ですね」と言われた言葉で、
自分の性格や評価を決めなくていい。
決める必要が無い。
大切なのは、
「自分自身がどう在りたいか」を、自分のなかに持つこと。
評価に振り回されずに、自分で選んで生きていくこと。
きっとその先に、「本当の私」が輪郭をもって立ち現れてくるのだと思います。
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