初！ワークショップ開催-おわりに-

　ワークショップを振り返って、さまざまな想いがわき出てきております。

　今回参加してくださった皆さま、完成したご自身の作品を見て本当に嬉しそうにしていらっしゃいました。モノ作りに関わる人間の一人として“自分の好きなものを形にする”って、本当に素敵なことだと信じています。
今回のワークショップで、少しでもその素晴らしさを参加者様たちに感じていただけたのであれば幸いだと感じます。

　また、“人に伝えられる技術があるということはすごいことなんだ”ということにも気が付かされました。
ハンドメイドの世界を見渡せば、素晴らしい技術を持った方々があふれています。そんな人たちと自分を比べて、正直歯がゆい思いをするときもありました。でも、今回初めてレジンに挑戦するという参加者様をみて、
「あぁ昔は自分もこうだったんだ、誰かに教えられるくらい製作を続けてきたんだ、自分は頑張ってきたんだ」
と、まだまだ至らないことが多いながらも、少し自分を認めてあげられるような気持になれました。
　今はSNSやYouTubeなどにたくさんの解説文やHow to動画がアップされ、独学である程度のことが学べる時代です。そんな中でも、自分でやってみないとわからないことは確かに存在すると感じますし、自分には“自分でやってみた”経験があると思うことができました。

　きっと、時がたつにつれ、また一つまたひとつ、思い出しては気が付くことがあると思います。今、ここに綴れることは沢山の学びのなかの、ほんの一部かもしれません。
　いつかこの経験を振り返ったとき、自分にとっても、関わってくださった皆様にとっても、それがポジティブな記憶として残っていたら、それ以上のことはないと感じます。