ShiroMuku~わたしのペルソナ~

ハンドメイド活動

皆さんは“ペルソナ”という言葉を知っていますか?

もともとは、心理学者のカール・グスタフ・ユングが生み出した概念で、
人間の外的側面のこと、つまり周囲に適応するあまり硬い仮面をかぶってしまう場合や、逆に仮面をかぶらないことにより自身や周囲を苦しめる場合※1のことを言うそうです。

ただ、昨今のハンドメイド界隈では、どんな人に自分の作品を購入してほしいか、いわゆる購買ターゲットのことを指す言葉としてよく使われています。

今回は、私のオリジナルアクセサリーブランド「ShiroMuku」の“ペルソナ”について、
私自身、こうしてブログに書き起こすことで、整理をしながら考えていきたいと思います。

アクセサリー制作を始めたときのことをふりかえると、
私はいつも”自分がつけたいもの”を作っていました。

そして、ブランドを立ち上げた今も、基本的に”自分が美しいと思うもの”を第一に考えています。
やはり「自分が良いと思えないものは、お客様にお渡しできない」という気持ちが根底にあるのでしょう。
もちろん、流行りのデザインや、たくさん買ってもらえそうなものを量産する方が、収益にはつながります。でも、私が作品を買って欲しいのは“流行りのアクセサリーが好きなコ”なのかな、と考えたとき…どうも違うような気がします。

極端な言い方ですが、私は、わたしのような人に、私の作品をお迎えしてほしいのだと思います。

わたしのような人…

本や映画や舞台が大好きで、その世界のなかにわくわくしながら入っていく。
綺麗なものや可愛らしいものが、心の栄養。
繊細で、上品で、優美な、クラシカルレディのような雰囲気に憧れる。
みんなに先駆けて流行を追うより、自分の好きなものをマイペースに見つけていく。
みんながどう思うかよりも“自分がそれを好きか”が大切。

一度好きなものを見つけると、とことん好き。
お気に入りは長く丁寧に、手入れをしながら使いたい。
自分のまわりを自分の“お気に入り”でいっぱいにして、そんなお気に入りが部屋にはたくさんあふれている。
ブランド物も嫌いじゃないけど、価値を感じるのは名前や値段じゃなくて、職人さんの技。

そんな人がきっと、私のペルソナ。

と、こんなことを書いていたら思い出したことがひとつ…。

5月にデザインフェスタに出展した際に、
すこし意外な方が、私の作品をお迎えしてくださいました。

その方は、お一人でふらりと私のブースの前を通りかかると、すっと吸い寄せられるかのように足を止めてくださいました。
お歳は20歳前後、くらいでしょうか。
全身黒の、スタイリッシュな服装で、私の作品を見るなり「わぁ、すごい細かい…!」と目を輝かせてくださいました。
そして、シンデレラのガラスの靴がついた作品を1点、お迎えくださいました。
その方は、私の作品をご自分用にお買いになった初めての男性でした。

ブランドの方向性や作品のテイストがぶれないようにするために、ペルソナを設定するのは大切なことだと思います。
でも、ときに思いもかけない人が、自分の作品を評価してくれることもあるのだと気が付かされました。

今の私は“誰に買って欲しいか”よりも
“自分の作品はどういう人を幸せにできるか”を考えながら、
作品を作っている気がします。
上手く言葉にできているかわからないのですが、
何かを提供することって、買って“ほしい”や、受け取って“ほしい”という他人に寄った考えよりも、
役に立ち“たい”や、幸せに“したい”という自分主体の気持ちが必要
なのではないかと思うのです。

あなたの幸せの一部に、「ShiroMuku」の作品があったら、私はとても幸せです🍀

※1.ウィキペディアフリー百科事典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9A%E3%83%AB%E3%82%BD%E3%83%8A_(%E5%BF%83%E7%90%86%E5%AD%A6)(閲覧日:2023年10月18日)

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