今日は、
~全員が”参加者”としてその空間をつくる~そんな文化のお話しです。
先日、二次創作ブランド「煌星」の由来を語るとともに、
告知をさせてもらったSUPER COMIC CITY 32-day1-内 超ムーンテンプテーション 2025への参加💗
このイベントは、俗に”同人誌即売会”と呼ばれる類のものです。
同人誌即売会は、
主に個人やサークルが自作の漫画・小説・イラスト集・グッズなどを
頒布(はんぷ)するイベントのこと。
”即売会”とは言いますが、ここには「売る人」も「買う人」もいません。
「サークル参加」「一般参加」という言葉により、
すべての人が等しい立場の「参加者」としてその場をつくるのです。
日本では「お客様は神様」という言葉が、
サービス提供における格言のように扱われることがあります。
でも、私はときどき思うんです。
”本当にそうなの?”と。
〇How to 即売会
同人誌配布イベント「即売会」は、
サークル参加(出展側)と一般参加(来場者)という立場に分かれるます。
が、両者に共通しているのはともに”参加者”であること。
ここには「売り手」も「買い手」もいません。
即売会では、販売ではなく”頒布”または”配布”という表現が用いられます。
作り手が届けたい作品を、お金と”交換”をする。
サークル側も一般側も、すべての人がその場をつくる”共同参加者”であり、
立場に上下はないのです。
頒布は、作者が込めた思いやメッセージを、他者に届けるための行為。
そこにあるのは経済的行為ではなく、
自分の作品を理解してくれる人を探し、ともに受け入れ合う意識です。
〇対等な関係性の美学
よく、メディアで大規模即売会が取り上げられるとき、
”来場者○○万人!!”
”経済効果推定○○円!!”
のような見出しがついていることがあります。
けれど、
先に書いたような理由で、即売会には経済効果だけでは表しきれない価値があります。
それは…
「この一冊を手にとってくれてありがとうございます」という感謝。
「あなたがいたから、この表現が生まれてくれた」という共感。
「自分が思っていた気持ち、感じていたことを、絵で、文章で、形にしてくれた」ことへの感動。
それは、物を買う・売るという行為を超えて、
「創作をつうじて、互いに向き合う」ための場なのだと思います。
〇ほかのサービスにも通じる”本質”
商店、飲食店、美容室などのサービス業…。
即売会の思想は、日常のさまざまなサービスにとっても”本質”ではないかと思うのです。
まず、提供する側が品物・サービスを示す。
受け手は、提供者が提示する金額に納得すれば、品物・サービスを”購入”する。
そして、最後に価値を決めるのは受け取った側の心です。
どれだけ豊かな気持ちで、感謝を込めてそれを受けとるか…。
お金を支払うことは「あなたが作り出したものに価値を感じた」という表明でもあり、
感謝だと思います。
それは「販売者と買い手」という概念を超えて、
価値と信頼をやりとりすることではないか、と。
”同人”の世界は、商業や消費ではなく、信頼と尊敬のうえに成立しています。
「売買する」ではなく「届け合う」。
この文化のあたたかさを、私は一人の同人活動をする人間として、
ずっと大切にしていきたいと考えます。
そして…
明日5月3日、はじめてその素敵な文化の地に”サークル参加”してきます。
まだまだ駆け出し素人の私ですから、
学ぶべきお作法や暗黙のルールなどもたくさんあるのかもしれません。
できる限りの心遣いを胸に、
自分も素敵なイベントを盛り上げる一人になってまいります!💗
追記:今回のイベント参加を決意させてくれた親友へ、心からの感謝を。



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二次創作ブランド「煌星」は、
私の「美少女戦士セーラームーン」に対する想いを何か目に見える形で表現できないか…
と思い始めた活動です。
作品は創作物の総合マーケットBOOTHで取り扱っております。
「煌星」のBOOTHトップページおよび、
各作品の販売ページは、
以下の画像からとべます。









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