一つ前のブログで、
プリンセス占星術の鑑定募集告知にあたって、
私の星読みの学びについて書かせていただきました。
そこで、
短期間でも占星術を修得するポイントとして
「すでに知識を持っている人からしっかりサポートを受けたこと」をあげましたが、
今回はこの点について少し加筆しようと思います。
私は以前、大学の教員をしていました。
教員として就職する前は大学→大学院と、すこし長く“学生”という立場をやらせていただきました。
なので、僭越ながら“学ぶ”ということについて、
比較的長く向き合ってきた方だと思います。
そんな私から見た”学ぶ”ということについて…。
フリードリヒ・ニーチェの言葉で
「多くのことを中途半端に知るよりは何も知らないほうがいい。他人の見解に便乗して賢者になるくらいなら、むしろ自力だけに頼る愚者であるほうがましだ」
というものがあります。
別の言い方で同じ意味の言葉としては“生兵法は大怪我のもと”なんていうのもありますね。
ニーチェの“中途半端に知るよりは何も知らないほうがいい”はもうその通り。
学びって、個人的には建築と似たところがあると思っています。
まず基礎・基盤、その上に骨組み・骨格、そうして壁面や屋根をつけ、内装を綺麗に仕上げて見栄えを整えていく。
“中途半端に知る”というのは、この工程のどこかが抜けるまたは工程の順序を間違えることだと私は考えています。
結果は…言わずもがなですよね。

私の実際の体験をひとつ…。
松岡ゆうりさんからプリンセス占星術初級講座を受けているときのこと。
ホロスコープにはハウスという概念があります。
ハウスは1~12までのそれぞれが、仕事・結婚・家庭など、人生のさまざまな場面をあらわしています。
ハウスについての講義が終わったその日、
ふと、気になってネットでハウスについて調べてみたのです。
ちなみにプリンセス占星術では、
9ハウスを、精神性を表すハウスとして、高度な学問・精神的な成長・まだ見ぬ世界への探究・人生の信念やヴィジョンというキーワードで読み解いていきます。
ですが、私がネットでみたもののなかには“9ハウス=大学などの高等教育”と表記しているものが!
“高度な学問”と“高等教育”、なんとなく言葉は似ていますが、意味は全然違いますよね。
もちろん、この情報が”間違っている!”と糾弾するつもりは全くありません。
しかし、なぜ9ハウスについて「高度な学問・精神的な成長・まだ見ぬ世界への探究・人生の信念やヴィジョン」というキーワードで読むのか。
それは9ハウスが射手座と深く関係するハウスだから。
では射手座のキーワードや性質は?
そうしたことを、
一つひとつわかっている人から丁寧に教えてもらうからこそ、知識というしっかりした家が建つのです。
次の講座のときにゆうりさんと二人で
「やっぱり一人で学んで、ネットの情報だけに頼るのは危険だね…」と話したのを覚えています。
そしてニーチェの言葉の
「他人の見解に便乗して賢者になるくらいなら、むしろ自力だけに頼る愚者であるほうがましだ」
について。
「他人の見解に便乗して賢者になる」の部分については、
今回の趣旨とは外れるので脇に置かせていただきますが、
「自力だけに頼る愚者」とは、なかなかに辛辣ですが、でも真実だと感じます。
先に書いた「ネットの情報だけに頼るのは危険」も、
その情報の正誤、内容の偏重について“自分一人だけで本当に正しく判断できるのか?”
というところにあります。
だから、タイトルにあるとおり“独学”はときに“毒学”になりうるのです。
小中学校のいわゆる“お勉強”と違って、“学ぶ”とは、個人的には技術だと思っています。
技術であるということは、
”学び方”もきちんと修得して磨いていかなくてはいけないのです。
それはたぶん、
占星術やハンドメイドに限らず、あらゆる分野で共通すること。
私は占星術師としてデビューしますが“学び”はこれからも続きます。
私の学びは、
占星術の師である對馬エリさん・松岡ゆうりさんと、
そしてこれから出会うお客様たちとともに、
けして一人だけでは辿りつけない場所へと進んでいくのです。
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