挑戦の価値

日々の徒然

最近、海外のコンテスト系リアリティショーをよく見るのですが、
面白いのが、いくら作品の出来がよくても、参加者が安全策をとっていたり、無難な選択をしたり、同じようなパターンを繰り返したりしていると判断されたときには、評価が辛口になること。

つまり“挑戦しないこと”は“不出来な作品をつくること”と同じように扱われる。

あまり日本と海外を比べてもしょうがないと思うのですが、
日本のコンテストだと“挑戦”はそこまで大きな要素にはならなくて、
パフォーマンスそのものの出来や参加者の経験値・能力値が効いてくるイメージ。
なので比較的「この人が上にいきそう」が分かりやすい。

海外のものだとそこに“挑戦・成長”という軸が加わるので、
思わぬ人が上位に残ったり、反対に実力者と目されていた人が早めに脱落したり、先が読めない感じ。
どちらが良いとか悪いではなく、そういう違いは面白いなぁということと、先読みできないとつい見ちゃうよね…という感想です。

そして、素人と感覚でなんとなく漠然と感じたのが
「挑戦するってすごいよなぁ」ということ。
本当に、語彙力もへったくれもない感想で恥ずかしいのですが…。

挑戦って、それまで「やったことがないことに取り組む」ということ。
子供のときって、経験のほとんどが初めて尽くし!ほぼすべてのことが挑戦で、経験するたびに”挑戦”という付加価値がついて、挑戦するたびに褒められる。
しかし…、大人になるにつれて”初めて経験すること”って減っていき、どんどん挑戦が遠い存在になっていく。
自然と”褒められる経験”も減っていく。
ただ、人にとって褒められたり認められたりっていう経験は、けっこう大切なのではないかな、と思うのです。

褒められたり認められたりって、すごく大きなことをしないといけないイメージ、ないですか?
たしかにそういう側面もあるかもしれません。
ずっと努力を継続したり、大きな成果を残したり…、
でも、そういう大きなことって、誰しもが簡単に手が届くことではなくて…。

けれど、新しいこと・経験したことをないことをするって、どんなに小さなことでも評価に値する。
実は誰にでも、いくつになっても、評価される可能性は目の前にあるもの。

もしかしたら、挑戦して失敗したときに”笑われるかも…否定されるかも…”という不安も付きまとうかもしれないけれど、失敗を笑う人ってどんな人たちでしょう。
多分それは”挑戦したことがない”人たち。
挑戦したことがある人って、挑んで失敗した人を笑わないと思うのです。
むしろ、失敗を失敗とも思わないかも。「一回目はダメだったけど、二回目は上手くいくかも!」と。
そして、なにかに挑戦したことがある人は”小さな挑戦”の価値もわかっている、だから、小さいことと笑わずに評価してくれる。

きっと、最初に書いた海外のコンテスト番組で審査員をする人たちは、きっと”自ら挑戦し続けてきた人たち”で、だから挑戦を評価する。
なにかに挑むことはとても大切。それと同じくらい、挑んだことがある人の近くにいることって大切だと思います。
小さな一歩をきちんと評価してくれる人たちを、見つけていってくださいね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました