好きな本~宝石図鑑&宝石大全~

私の好きな本

 現在、上野の国立科学博物館で、特別展「海」が開催中です。とても行きたいです。と言っているだけだと会期が終わってしまいそうなので宣言しておきます。行きます!!

 科博の特別展は毎回、アカデミックな色を保ちながら、子どもも大人もみんなが引き込まれるようなエンターテイメント感が魅力です。
その科博で昨年開催された特別展「宝石 地球がうみだすキセキ」も、とても素晴らしい内容でした。

宝石ってそもそも何?
どうやってできるの?
どんな種類があるの?
なんで価値があるの?
そんな、ついやりすごしてしまいそうになる”なぜ?”を、一つひとつ丁寧に紐解いていくような展示でした。

 内容の素晴らしさに圧倒され、会場で販売されている公式図録を買おうと思ったのですが、
ふと、その横に並べられた参考書籍に目がとまりました。
それが
「価値がわかる宝石図鑑」著:諏訪恭一
「起源がわかる宝石大全」著:諏訪恭一
です。

 気になって手に取り、数ページめくっただけで圧倒されました。そこには、先ほどまで見ていた展示の内容の礎になったであろう知識が、整然と網羅されていました。
 著者の諏訪先生は、宝石・宝飾品関係のビジネスに長年携わり、宝石に関する書籍を、上記の2冊以外にも多数執筆されています。
科博の展示も、諏訪先生の著書の内容をおおいに参考にしたのではないか、と思わせる充実した内容になっており、展覧会の公式図録ではなく前述の2冊を購入しました(図録は図録で素晴らしかったのですが…)。

 購入から1年近くがたった現在でも、時折ふと読み返しています。
小説ではないので、好きなページを好きな順番で、自由に眺めています。
私は特別宝飾品に興味があるわけではないのですが、こうした本に触れると、「こんな素敵なものを生みだす自然ってすごいなぁ」と、月並みな感想しか浮かばないくせに、たいへん感動してしまいます。

 いつか自分も、宝石のような…とは言わないまでも、見る人の目を惹きつけてやまない、美しい何かを作ってみたいと思いつつ、
やはり自然の生み出すものにかなうはずもないなぁと、心地よいあきらめの気持ちでほくほくとしています。

追記
私は宝石のなかでは、自分の誕生石であるアメジストが一番好きです。
ただ「二番目に好きなものを選べ」といわれたら、オパールと答えるかもしれません(真珠も捨てがたいのですが…)。
オパールは別名「宝石の女王」、そんな知識を教えてくれたのもこの本でした。

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